A CHANGE IS GONNA COME ♪Leela James

話題の新人ソウルシンガー・Leela Jamesのデビューアルバム。ジャケに写ったダイナミックなアフロが表しているかのように、豪華なプロデューサー陣が大量投入されたアルバムです。彼女、すごいイイ声してます♪黒い感じが最高です。
まずは、「INTRO」に続く先行曲「MUSIC」での吠えっぷりが凄まじい!!デビュー曲であり、スクラッチも効いた活きのいいパーティーチューン「GOOD TIME」でのソウルフルなコール&レスポンスもカッコイイ!!FugeesのWyclef JeanとJerry DuplessisがProduceしたファンクナンバー「GHETTO」も濃い!!カントリー調のインタールードを挟んで登場するのがこれまた黒いファンクチューン「SOUL FOOD」手掛けたのはRaphael Saadiq 。続く「RAIN」もRaphaelが関与した1曲。骨が丈夫そうなベースラインとクラップ音の比較的簡素なトラックのミッドナンバーです。Al Cooperネタのソウル曲「WHEN YOU LOVE SOMEBODY」で聞かせる憂いのあるボーカルも素晴らしい。そして、斬新なのがNO DOUBTのカヴァーである「Don't Speak」これ、見事にLeela色に染め上げてますね。オリジナルを知ってる人でも、なかなかカバーだと気付きにくいんじゃないかな?オリジナルとは全く異なった魅力がいっぱい詰まった名カヴァーです。そして、出たー!!ソウルを感じさせるトラックならお手の物・蟹江がProduceした「IT'S ALRIGHT」、「DIDN'T」の2連発!!「IT'S ALRIGHT」の方は地味ながらも味わい深い1曲、「DIDN'T」の方は電話の音?みたいなのが入ったちょっと風変わりなアップナンバー。個人的には後者のほうが好きかな。Chucky Thompsonが小奇麗に纏めた感のある「PRAYER」は後半のシャウトが迫力たっぷり。タイトル曲でもあるSAM COOKEのカヴァー「A CHANGE IS GONNA COME」は、思うが侭に歌っている感じがしてこれまた好感度アップ。 ラストの「LONG TIME COMING」は、ホーンが鳴り響く濃ゆいファンクナンバー。Beanie Sigelの「The Truth」をネタ使いしていて、間接的ながら蟹江も関与しています。
力強くて、なによりソウルを感じさせる歌唱がとても気に入りました。古いソウルのレコードを聞いているような懐かしい感覚に時折陥ったりするのは、まさに時代を超越した声をもつ逸材であることの証明。アメリカでのセールスは正直あまりよろしくないようですが、作品としては間違いなく完成度の高い仕上がりになっているので必聴です!!
★★★☆
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テーマ:HIPHOP,R&B,REGGAE - ジャンル:音楽