1996年に発表された
UAの1st Album
『11』です。
ちょっぴり大胆なのに、エロさを感じさせないジャケの写真が、ブックレットでは背景違いで計11パターン使われてます。発売当時、自分は当時10歳でしたが、
UAは、インパクトのある顔と声、名前の持つ二面性(スワヒリ語で「花」と「死」)などに魅かれて、恐る恐るだけど興味をそそられる存在でした。このアルバムも、恐る恐る発売日前日にフラゲした記憶が。
先行シングルで、
大沢伸一がProduceした
「リズム」は和やかなムードがものすごく心地良く、民族音楽風な
「大きな木に甘えて」も独特なリズム感がなんとも言えない気持ち良さを運んできます。浮遊感のあるトラックと童謡のようなやさしいメロディがこれまた心地よい
「落ちた星」、歌詞が異様に短いのに、クラブテイストなトラックが様々な展開を見せてカッコイイ
「バラ色」、暗く乾いた退廃的なトラックに妖しく艶かしい
UAのボーカルが絡みつく
「ゼリー」、後にシングルカットされた
朝本浩文が手掛けたドラマティックなメロが光る
「雲がちぎれる時」、同じく
朝本浩文が手掛け大ヒットした
「情熱」は
“king wadada dub”と題されたAlbum Versionで収録。こちらはレゲエとダブの要素が詰め込まれたRemixになっています。オリジナルを期待している方は残念っ!!!(と、思いきや実は12曲目に・・・。)大人の子守唄のような
「紅い花」、尺八の音なんかも登場する極上の癒しソング
「水色」、アコーディオン奏者・
cobaが作曲/Produceした
「ランデブー」は意外?にもダンスナンバー。全曲、大変クオリティの高い楽曲が並んだ傑作に仕上がっています。発売からかなりの年月が経った今でも全く違和感なく聴けるカッコ良さは凄いです。ジャンルにとらわれず、その個性的な歌声でなにもかもを自分色に染め上げてしまうセンスには感服。
【最高位3位/814,890枚】★★★★☆
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テーマ:邦楽 - ジャンル:音楽